データ復旧・復元ソフト:TestDisk(TestDisk_win) フリーソフト
TestDisk is OpenSource software and is licensed
under the terms of the GNU General Public License (GPL).
ダウンロードは、「TestDisk & PhotoRec」となっており、「PhotoRec」と一緒のダウンロードアーカイブとなっている。
このTestDiskはオープンソースのGNUライセンスなので、いろんなOSで動作する。(その中のWindows版をTestDisk_winとしている)
「PhotoRec」と異なり、「TestDisk」はパーティションを復活・復旧させるフリーソフトです。
動作サポート状況は
安定版: TestDisk & PhotoRec 6.11.3 (6 May 2009), Data Recovery
- Windows (NT 4/2000/XP/2003)
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
- Windows NT 4
- Windows 2000
- Windows XP
- Windows 2003
- Windows Vista
- Windows Server 2008
- Windows 7
ですが、安定版のTestDisk & PhotoRec 6.11.3 (6 May 2009), Data RecoveryもWindows Server 2008 R2で動作しました。
最も期待していたのですが、結果としましてはデータ復旧・復元・救出は出来なかった。
もうパーティションが(完全)フォーマットされ壊れていたのか、GPTディスクがうまく確認できないのか
データの救出はTestDiskの失敗にて諦めました。断念。
所要時間:5時間程度
使用バージョン:
安定版: TestDisk & PhotoRec 6.11.3 (6 May 2009), Data Recovery
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
テスト1: TestDisk 使い方
使用バージョン:
安定版: TestDisk & PhotoRec 6.11.3 (6 May 2009), Data Recovery
テスト1では、
TestDiskの使い方説明と、テストとしては「EFI GPT」パーティションテーブルを選択してみた場合のテストになります
TestDiskの実行結果を testdisk.log ログに出力するかどうかを選びます。
「Create」もしくは「No Log」を選択しまう
TestDiskでの修復対象ハードディスクドライブを選択します。
ディスク・ストレージメーカーらしく、「GB」と「GiB」を使い分けています。
1 GiB = 2^30 B = 1,073,741,824 B
「Proceed」でEnterキーを押します。
修復対象ハードディスクドライブのパーティションテーブルタイプを指定します。
今回のハードディスクドライブは、2TB越えのためGPTを使用していました。
ここで、「Intel」を選ぶべきか「EFI GPT」を選ぶべきか悩みました。
EFIは「拡張ファームウェア インターフェイス」です
今回は、「EFI GPT」で試しました (今回のテスト目的)
修復対象ハードディスクドライブに対し、TestDiskでどの修復を行うかメニュー選択画面になります。
「Analyse」を選択します
Analyse: パーティションの情報を解析します。主に使用します。
Advanced: 各パーティションのブートセクタやMFTの修復ができます。
* Type: Change type, this setting will not be saved on disk.
* Boot: Boot sector recovery
* List: List and copy files
* Undelete: File undelete
* Image Creation: Create an image
Geometry: CHSの各値、ならびにセクタサイズを変更します。
* Cylinder: Change cylinder geometry
* Heads: Change head geometry
* Sectors: Change sector geometry
* Sector Size: Change sector size (WARNING: VERY DANGEROUS!)
Options: 「TestDisk」自体の動作オプションです。
* Expert mode: Expert mode adds some functionalities
* Cylinder boundary: Partitons are aligned on cylinder/head boundaries
* Allow partial last cylinder:
* Dump: Dump essential sectors
MBR Code: 「TestDisk」によってMBRコード(プログラム部分)を書き直します。
Delete: パーティションテーブルを「0」で埋めて消去します。
Quit: 戻る。
TestDiskが動作する前の、現時点のパーティション情報が表示されます。
「Quick Search」を実行します
ちなみに「Backup」を選択すると、
「TestDisk」の実行ファイルと同じ場所に「backup.log」ファイルを作成し、現在の情報を保存してから進行します。
Should TestDisk search for partition created under Vista ? [Y/N] (answer Yes if
unsure)
上記、質問画面に対し、Y/Nのキーで答えます。
「Quick Search」で調べたパーティション情報の結果が表示されます。
先程の現時点パーティション情報画面とは異なります
データの整合性がとれていれば、各パーティションは緑表示されます。
パーティションの左端に記載されている記号の意味は以下になります
*: アクティブなプライマリパーティション。
P: プライマリパーティション。
L: 論理ドライブ。
E: 拡張パーティション。
D: 削除予定のパーティション。
ここで任意のパーティションを選択し、左右のカーソルキーを押すとパーティションの属性を変更できます。
必要なパーティションが見つかった場合は、パーティション変更操作キーを押します
A: パーティションを加える
L: バックアップをロードする。(前の画面で「Backup」をした場合)
T: パーティションタイプを変更する
P: パーティション内のファイルリストをみる
操作例:
任意のパーティションを選んで「P」キーを押すと、ファイル一覧が表示されます。
ファイル一覧の画面は、「Q」キーで退出します。
クイックサーチで該当のパーティションが見つかれば上記作業で事足ります。
クイックサーチで該当のパーティションが見つからない場合、
「Enter」キーを押すと「続き」の画面になります
クイックサーチで見つからないので、より詳細なディープサーチを実行します
「Deeper Search」をEnterします。
ここから待ち時間がかなり発生します、ディスクを総なめしているような状況です。
リカバリ出来ないパーティションも見つかります。
「Continue」でEnterを押します
リカバリ出来るパーティションを選択し、「Enter」キーを押します。
「Write」を選択し、Enterキーを押すとパーティションテーブルの復元作業が走ります。
パーティションテーブルの書き込み確認画面です、「Y」を入力しEnterします
パーティションテーブルが書き込まれたメッセージが出たら、マシンを再起動します
再起動後:
確かにパーティションテーブルは書き換わり、パーティションのスタートセクター位置が0出ないことがわかる。
(TestDiskで表示されていたパーティションテーブルのstartと同じく)
目的は、削除(フォーマットしてしまった)したパーティションの復旧(パーティションというよりファイル)でしたので、復旧できず
あれれといった感じ。。。
テスト2
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
テスト3
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
再起動後
あらら・・・。
テスト4
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
・・・再起動後
テスト5
使用バージョン:
安定版: TestDisk & PhotoRec 6.11.3 (6 May 2009), Data Recovery
テスト6
BETA: TestDisk & PhotoRec 6.12-WIP
駄目だった・・・。
断念。
作成日:2011/01/12
更新日:2011/01/31