エラーEBAB03F1

 

Windows 2000 server でbackup exec system recovery 8.5.5を動作させたところ、エラーEC8F17B7


環境
  • windows 2000 server sp4
  • symantec backup exec system recovery 8.5.5
 
Windows 2000 server でbackup exec system recovery 8.5.5を動作させたところ、エラーEC8F17B7となった。
8.5.0ではエラーが出なかったのに、8.5.5ではエラー。
つまりは、スナップショットロジックが変更された可能性がある。

エラーEC8F17B7: リカバリポイントを作成できません: <ジョブ名>. 

エラーE7D1001F: ファイルに書き込めません。. 

エラーEBAB03F1: このコマンドを処理するのに必要な記憶域をサーバーで確保できません。. 

エラーE7D1001F: ファイルに書き込めません。 0xE7D1001F (Backup Exec System Recovery)
 
調べていくと、symantec knowledge baseのDocument ID: 308211
同様の情報があった。
Backup job fails with Error EC8F17B7: Cannot create recovery points for job: <job name> Error E7D1001F: Unable to write to file. Error EBAB03F1: Not enough server storage is available to process this command. 0xEBAB0005 (Backup Exec System Recovery)
 
レジストリのIRPStackSize を変更してほしいとのこと。
このIRPStackSize はなんだろうか?

 
IRPStackSize には、Windows 2000 Server、Windows Server 2003、および Windows XP で使用される I/O 要求パケット (IRP) のスタック ロケーション数を指定します。特定のトランスポート、MAC (Media Access Control) ドライバー、またはファイル システム ドライバーでは、この数値を大きくすることが必要になる場合があります。各スタックは、受信バッファーあたり 36 バイトのメモリを使用します。この値は、次のレジストリ サブキーで設定されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
IRPStackSize パラメーターの既定値は 15 です。設定できる値の範囲は、11 (16 進数では 0xb) ~ 50 (16 進数では 0x32) です。
 
シマンテック系のアプリでは結構ある話しみたいですね
 
もしかしたら、system recovery 8.5.0とsymantec recovery 8.5.5ではこのIRPStackSizeを意図的に設定している訳ではありませんでした。


symantec backup exec system recovery 8.5.6でもエラーEC8F17B7

環境
  • windows 2000 server sp4
  • symantec backup exec system recovery 8.5.6
symantec backup exec system recovery 8.5.6でも再現しました。
バックアップ対象のサーバーだけでなく、バックアップ出力先のサーバーのリソース状況にも問題がありそうなことがわかりました。
バックアップ出力先のサーバーを再起動したら、正常にバックアップが取得できました。
バックアップ対象サーバーとバックアップ出力先のサーバー、通信上のエラーということは相互に問題があるようです。
  • バックアップ対象サーバーのIRPstacksizeを変更したら一時的にエラーEC8F17B7が解消された。
  • バックアップ出力先のサーバーを再起動したら一時的にエラーEC8F17B7が解消された

シマンテックからの解決策

【製品】
Symantec Backup Exec System Recovery (以降 BESR) 8.5.6

【ご質問内容】
エラーEBAB03F1: このコマンドを処理するのに必要な記憶域をサーバーで確保できません」が発生する

【回答内容】
すでに以下の文書はご確認済みで、IRPStackSize を50 にしても発生するとお電話にて伺いました。

リカバリポイントの作成時に「エラーEBAB03F1: このコマンドを処理するのに必要な記憶域をサーバーで確保できません」が発生する
http://service1.symantec.com/support/inter/ontech-jp.nsf/jp_docid/20080327190306985?OpenDocument&dtype=corp

バックアップ先に十分な領域があるにも関わらず本エラーが、頻発しているとの認識でよろしかったでしょうか。
つきましては以下の対処策のご実施をご検討下さい

■読み取り専用モードでのチェックディスクの実行 ( /f をつけず結果を表示するのみ)
 及びデフラグの分析(分析結果を表示するのみ) 

リカバリポイントの保存先及びの取得先マシンにて読み取り専用モードによるチェックディスクとデフラグの分析をお試し頂き、
保存先、保存元のマシンに不良セクタがないか、また、分断化が進んでいないかをご確認い
ただけますようお願いいたします。
(不良セクタが存在する場合は修復の検討をお願いします。)
----------
 1. [ スタート ] ボタンをクリックし、[ ファイル名を指定して実行 ] を選択し
ます。
 2. [ 名前 ] ボックスに cmd と入力し、[ OK ] をクリックします。
 3. 次に、 chkdsk C: と入力しエンターキーを押します。
 4. チェックディスクによる C ドライブ検査の結果が表示されます。
 ----------
デフラグの分析 (分析結果を表示するのみ) 
 1. マイコンピュータで C ドライブを選択し、右クリックで C ドライブのプロパ
ティを開きます。
 2. [ ツール ] タブの [ 断片化 ] をクリックします。ディスクデフラグツール
が表示されます。
 3. C ドライブを選択し [ 分析 ] ボタンをクリックします。
 4. 分析が終わりますと最適化の必要があるかどうかが表示されます。
 5. [ レポートの表示 ] ボタンを押すことによって分析結果の詳細を確認いただ
くことができます。
(最適化が必要な場合は修復の検討をお願いします。)


 ・バックアップが実行される時間帯を別のバックアップ処理やアプリケーションが動作していない    
  (負荷の低い)時間帯に変更する。

 ・OS再起動を行う。

 ・リカバリポイントファイルの分割保存を行う。
 (ジョブのオプション設定で「リカバリポイントを複数ファイルに分割して圧縮保存」を有効にする)



検証で確信をついた。

以下のテストをした。
エラーEBAB03F1を再現するようなBESRバックアップ中状態で、出力先のバックアップサーバー(Windows共有)にて以下の作業をしてみた。
\\<バックアップサーバー>\<共有フォルダ>内のファイルをバックアップサーバーのローカルにコピーし続ける。
つまり、バックアップサーバー内のみの作業になるので、今回の原因がバックアップ元のサーバー(BESRインストールされた)にあるのか出力先のバックアップサーバー(Windows共有)にあるのかを切り分けたかった。

さらに言うと、第三者のサーバー上でも、
\\<バックアップサーバー>\<共有フォルダ>内のファイルを\\<バックアップサーバー>\<共有フォルダ2>にコピーし続けた。

BESRのエラーEBAB03F1が再現した時に、すべてのWindows共有によるファイルコピーも以下のエラー(ポップアップ)が出た。

つまり、今回のエラーEBAB03F1の原因は出力先であるサーバーの問題(リソース不足)であることがわかった。

また、ローカルディスクを追加しバックアップを実行したところ、同ジョブ内容でエラーは発生しなかった。
つまり、バックアップ対象のリソース不足によるエラーではなく、バックアップ出力先のファイルサーバーのリソース不足が原因であると言えると思う。


 更新日:2010/02/08
Comments