つまり、リストアが1ウィザードのみで可能でリストアが簡単になります。
ユーザーデータベースの「完全バックアップと複数ログバックアップ」からのリストアする場合の選択ソース。
※ 「master データベースのリストアを自動化する」を選択した場合、リストアするソース「選択リスト」のリストア対象データベースは「master」のみしか選択出来ません。
SQLデータベース、リストア対象(選択リスト)の選択項目の確認
SQLデータベースのリストア対象(選択リスト)で複数のリソース(SQL/完全、SQL/差分、SQL/ログ)を選択した場合、間違ったシーケンス(バックアップセット)でもリストアが実行されます。
間違ったシーケンス(バックアップセット)でリストアを実行した場合は、リストア先のデータベースが「復元しています」となり壊れてしまいます。
間違ったシーケンスを確認するために、[リストアジョブのプロパティ]-設定の[Microsoft SQL]を選択し、[選択項目の確認]ボタンを押すことによりバックアップセット(例えば、完全バックアップ+複数ログバックアップ)に間違えがないことをリストア実行前にチェックすることが出来ます。
「SQL Server のリストアの選択内容とオプションに問題は見つかりませんでした。」メッセージが出ればシーケンスに問題ありません。
「SQL Server におけるデータベース TEST-DB01\database のリストアの選択内容は、完全-差分-ログ-ログという必須シーケンスに従っていません。」メッセージが出ればバックアップセットに問題があり、リストアは失敗(エラー)となります。
自動ではリストア対象の選択に問題あるかどうかチェックしてくれず、チェックにはこの「選択項目の確認」チェックの実行が必要です。
ただし、ある時点に戻したいといった場合は、このチェックはリストア要件に対し正しくない場合があります。
リストアエラー
「master」データベースと他のデータベースを一括でリストアしようとした場合のエラー
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe00084a3 - [master データベースのリストアを自動化する]を選択した場合は、SQL サーバー master データベースしか選択できません。
最終エラーカテゴリ: ジョブエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33955
テストで確かめるには
master・・・SQLログインユーザー作成
msdb・・・SQLジョブ作成
「master データベースのリストアを自動化する」を選択せずに、一括でデータベースをリストアしようとした場合のエラー
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe0008492 - データベースの照会に失敗しました。詳しくはジョブログを参照してください。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33938
V-79-65323-3108 -
データベース master の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-3108 - master データベースを復元するには、サーバーをシングル ユーザー モードで実行する必要があります。シングル ユーザー モードでの起動の詳細については、オンライン ブックの「SQL Server のインスタンスを開始する方法 (sqlservr.exe) (How to: Start an Instance of SQL Server (sqlservr.exe))」を参照してください。
V-79-65323-4330 -
データベース database の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-4330 - このバックアップ セットを適用できません。このバックアップ セットは、データベースと一貫性のない復旧パスに存在します。復旧パスは、データベースを特定の復旧ポイントの状態に戻す、データ バックアップとログ バックアップのシーケンスです。互換性のあるバックアップを見つけて復元するか、データベースの残りを復元してこのバックアップ セット内の復旧ポイントと一致させてください。これにより、異なる特定の時点にデータベースが復元されます。復旧パスの詳細については、SQL Server オンライン ブックを参照してください。
「ログバックアップ」のみをリストアした場合のエラー
そもそもログバックアップのみのリストアはありえないが、backup exec のSQL エージェント操作的には実行可能。
リストアするとデータベースが壊れてしまう恐れあり。
ログバックアップよりも、リストア先のデータベースの方が新しい場合
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe0008492 - データベースの照会に失敗しました。詳しくはジョブログを参照してください。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33938
データベース database の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-4305 - このバックアップ セットのログは LSN 6567000001186400001 から始まります。これはデータベースに適用するには新しすぎます。LSN 6567000001182900001 を含むバックアップよりも前のログ バックアップを復元できます。
ログバックアップよりも、リストア先のデータベースが古い場合
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe0008492 - データベースの照会に失敗しました。詳しくはジョブログを参照してください。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33938
V-79-65323-3117 -
データベース database の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-3117 - ロールフォワードできる状態のファイルがないので、ログまたは差分バックアップは復元できません。
そもそも、普通にはログバックアップのみからのリストアは出来ません。
「差分バックアップ」のみをリストアした場合のエラー
「ログバックアップ」のみをリストアした場合のエラーと同じですね。
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe0008492 - データベースの照会に失敗しました。詳しくはジョブログを参照してください。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33938
V-79-65323-3117 -
データベース database の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-3117 - ロールフォワードできる状態のファイルがないので、ログまたは差分バックアップは復元できません。
リストアエラー、データベースと一貫性のない
バックアップジョブとしてジョブ状態「成功」のバックアップログデータを使用し、リストアを試みたところ以下のエラーが出た。
完了状態: 失敗
最終エラー: 0xe0008492 - データベースの照会に失敗しました。詳しくはジョブログを参照してください。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
このエラーについて詳しくはリンクを参照してください。 V-79-57344-33938
リストア- DBSERVER V-79-65323-4330 -
データベース database の照会中にエラーが発生しました。
V-79-65323-4330 - このバックアップ セットを適用できません。このバックアップ セットは、データベースと一貫性のない復旧パスに存在します。復旧パスは、データベースを特定の復旧ポイントの状態に戻す、データ バックアップとログ バックアップのシーケンスです。互換性のあるバックアップを見つけて復元するか、データベースの残りを復元してこのバックアップ セット内の復旧ポイントと一致させてください。これにより、異なる特定の時点にデータベースが復元されます。復旧パスの詳細については、SQL Server オンライン ブックを参照してください。
バックアップジョブのMicrosoft SQLオプションで、「一貫性チェックでエラーが検出された場合でもバックアップを続行する」のチェックを外し、バックアップしてみたところ、バックアップジョブ結果は「失敗」となった。
つまり、バックアップ対象自体が、もともとデータベースで「一貫性チェックでエラーが検出された」状態のものをリストアしていたようだ。
エラーを検出してもバックアップ出来るということは、何かしらの方法でリストア出来るのかも知れない。
・「一貫性チェックでエラーが検出された場合でもバックアップを続行する」のヘルプ情報
一貫性チェックでエラーが検出された場合でもバックアップを続行するには、このオプションを選択します。
現在の状態のデータベースのバックアップでもデータベースのバックアップが存在しないよりはよいと考えられる場合、または大規模のデータベースで問題は小さく、テーブルにあると考えられる場合には、一貫性チェックでエラーが検出された場合でもバックアップを続行することができます。
バックアップ前(バックアップ後)のデータベースの一貫性チェック
バックアップを開始する前に実行する一貫性チェックを、次のいずれかから選択します。
・実行しない:バックアップを行う前に一貫性チェックを実行しない場合には、このオプションを選択します。バックアップの前または後に、一貫性チェックを実行することを強くお勧めします。デフォルトでは、このオプションが選択されています。
# SQL Server標準バックアップ機能ではなく、DBCCツールを使用したデータベースチェック
・完全チェック、インデックスを除く:一貫性チェックからインデックスを除外する場合は、このオプションを選択します。インデックスをチェックしないと、一貫性チェックに要する時間を大幅に短縮できますが、チェックの完全度は低下します。各ユーザーテーブルのデータページとクラスタ化されたインデックスページのみがチェックされます。クラスタ化されていないインデックスページの一貫性はチェックされません。
# SQL Server標準バックアップ機能ではなく、DBCCツールを使用したデータベースチェック
・完全チェック、インデックスを含む:一貫性チェックにインデックスを含める場合は、このオプションを選択します。発生したエラーはログに記録されます。
物理チェックのみ:オーバーヘッドの少ないデータベースの物理的な一貫性をチェックする場合は、このオプションを選択します。ページヘッダーとレコードヘッダーの物理的構造の整合性、ページのオブジェクト ID とインデックス ID およびその割り当て構造の一貫性のみをチェックします。
# SQL Server 標準バックアップ機能の[信頼性][メディアに書き込む前にチェックサムを行う]に該当します。
[物理チェックのみ]オプションは、SQL Server 7.0 ではサポートされていません。
異なるサーバーホストのSQL Server バックアップをリストア
・masterはリストアしてはだめ。(windows 認証でデータベースエンジンにログインできなくなる)
Backup Exec でバックアップしたbkfファイルを使用してSQL Server データベースのリストアは出来る?
masterデータベースのリストアを試してみた。
シングルユーザーモードでSQL Serverを起動
>cd "c:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.MSSQLSE
RVER\MSSQL\Binn"
>sqlservr.ex
e -m
sqlcmdを実行し、masterデータベースのリストアを試みた
>sqlcmd
1> use master
2> go
データベース コンテキストが 'master' に変更されました。
1>
2>
3> RESTORE DATABASE master FROM DISK = 'c:\tmp\B2D000001.bkf' WITH REPLACE;
4> go
メッセージ 3239、レベル 16、状態 3、サーバー JCM-JOCAR-DB11、行 3
デバイス 'c:\tmp\B2D000006.bk1' のバックアップ セットでは、SQL Server でサポート
されない Microsoft Tape Format の機能が使用されています。
メッセージ 3013、レベル 16、状態 1、サーバー TEST-SQL-SERVER、行 3
RESTORE DATABASE が異常終了しています。
1>
Backup Exec のテープフォーマット(bkfファイル)は、SQL Server でサポートされない Microsoft Tape Format の機能が使用されています
Backup Exec SQL Serverエージェントとは
Symantec Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server (SQL Agent) を使用すると、ネットワークに接続された SQL Server のバックアップおよびリストア操作を実行できます。SQL データベースのバックアップを、特別な管理を行ったり専用のハードウェアを使用せずに、ネットワークバックアップに統合することができます。