サーバー仮想化にHyper-V 2.0を選定するメリットサーバー仮想化でHyper-V2.0 を選定の大きなメリットは以下になります - ユーザーが使用になれたWindowsインターフェイスである
- Hyper-VはOS(Windows Server 2008 R2)標準の機能である
OS標準サポートでHyper-Vもサポートしてもらえる OS標準のハードウェアで動作を保障されている
Hyper-V 1.0と比べ、Hyper-V 2.0の大きな違いは、仮想マシンの冗長化構成が設計できるところです。
Hyper-VはWindowsサーバーOSの標準機能であるところから、お試しの「サーバー仮想化の検証機」・「開発機」といったテスト導入から「導入のし易さ」・「Windowsならではの操作のわかり易さ」・「サーバー仮想化の便利さ」といった点をかわれ、サーバー仮想化業界のシェアを高めるのではないかと予想されます。
VMware vsphere4と比べデメリット 現時点(2010/04)で、Hyper-V2.0とVMware vSphere4と比べると ・ゲストOSのサポート種類がHyper-Vの方が少ない。 ・Hyper-V上のゲストOSのサポート仮想CPU数が、ゲストOSの本来のサポートCPU数に比べて少ない。 ・複数のゲストOSを多数同一ホスト上で稼動させた場合、リソースの融通が利かない(ゲストOSのメモリサイズがホストに完全予約される等) 等があり、やはり小規模の小パフォーマンスのOSの仮想化と言える。 しかし、仮想化による統合はそのレベルでもかまわない、そのレベルが無難という考えもある。
Hyper-V と System Center が具体的に優れていると思われる点- 実用レベルで機能的に十分で、リーズナブル、R2の省電力化機能が良い
- OS標準機能として提供されているため、仮想化環境が用意に構築可能
- 管理ツールがシンプルで、windowsで慣れ親しんだエンドユーザには容易な管理が可能
- OSの一機能のため、新たに別の仮想化ソフトを使うリスクを軽減できる
- ミドルウェアとしてマイクロソフト製品を実装する仮想マシンの場合、サポートの一本化が可能
- Windowsというコア製品の一機能であるためサポート面が安心でロングサポートな点
- 製品のハードウェアサポートの範囲が広く、対応が早い点
- マイクロソフト製品、Windows OS製品との親和性の高さ
- System Center による運用管理に必要なライセンス費用が安価である点
- System Center にて、物理/仮想両方を管理可能である点
- 将来的に得られるAzureなどのクラウドとの総合連携で得られるビジネスメリット
(参考) Windows OS サポートライフサイクル Windowsはメインストリームサポートが5年、延長サポートが5年、合計10年のサポート期間があると言える。 他のアプリケーションのサポート期間に比べロングサポートである。 - Windows 2000 Server の延長サポート、2010年7月終了
- Windows Server 2003のメインストリームサポート、2010年7月終了
- Windows Server 2003の延長サポート、2015年7月終了
(参考) R2の省電力化機能、コアパーキング機能 マルチコア・プロセッサーにおいて、より少ないコアに処理を集約し、使用率の低いコアを休止(保留)状態にすることで消費電力を抑制。 より多くの処理能力が要求されると、保留状態が瞬時に解除され、プロセッサーの処理能力を一気に高める事が出来ます。 5年前のサーバの消費電力に比べ、コアパーキング機能で1/2程度の消費電力になると想定されます。
Hyper-Vでの問題点- Hyper-V 2.0の事例がまだ少ない
- 仮想マシン上でのLinuxサポートがまだ
(2010/02/03現時点)
更新日:2010/02/03 |