ESX/ESXi iSCSI SAN の要件 ESX/ESXi ホストを SAN と正常に連携させるには、いくつかの要件を満たす必要があります。 ・ SAN ストレージ ハードウェアとファームウェアの組み合わせが、ESX/ESXi システムでもサポートされていることを確認します。最新のリストについては、『ストレージ/SAN 互換性ガイド』 を参照してください。 ・ LUN ごとに VMFS データストアが 1 つのみ存在するようにシステムを構成します (VMFS-3 では、アクセシビリティを設定する必要はありません)。 ・ ディスクレス サーバ (SAN からの起動) を使用している場合を除き、SAN LUN に診断パーティションを設定しな いでください。SAN から起動するディスクレス サーバの場合は、共有診断パーティションが適しています。 ・ RAW ディスクへのアクセスには RDM を使用します。 ・ ゲスト OS の SCSI コントローラ ドライバを、十分に大きなキューに設定します。物理 HBA のキューの深さは、システムセットアップで設定できます。 ・ Microsoft Windows を実行する仮想マシンでは、Windows がパスのフェイルオーバーによって発生する遅延 I/Oをさらに許容できるように、SCSI の TimeoutValue パラメータの値を増やします。 参考 ・ソフトウェア iSCSI の場合、ネットワーク構成の確認 ESX/ESXi のソフトウェア iSCSI イニシエータを使用するには、VMkernel のネットワーク ポートがiSCSI ストレージへアクセスできる必要があります。ソフトウェア イニシエータは、ESX/ESXi システムと iSCSI ストレージとのデータ転送に VMkernel を使用します。 (ESX3.5 サーバーの場合は、iSCSIデバイスを使用する場合は、iSCSIデバイスへのアクセス用の"VMKernel"及び、"Service Console"が必要になるので、両方を準備する) ・スキャンする LUN の数の変更 デフォルトで、VMkernel は各ターゲットの LUN 0 から LUN 255 をスキャンします (合計 256 LUN)。 Disk.MaxLUNパラメータを変更して、LUN の検出速度を変更できます。 重要 LUN ID 番号が 255 よりも大きな LUN は検出できません。 ・ ソフトウェア iSCSI イニシエータを追加したネットワーク アダプタが iSCSI ターゲットと同じサブネットにない場合、ホストはこのネットワーク アダプタからターゲットへのセッションを確立できません |
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