VMware vSphere 4.1のvSphere4.0からの変更点・違い
VMware vSphere 4.1を最後に、VCBサポートの終了・サービスコンソールの終了が決定している。 また、VCBの開発は既に止まっておりWindows Server 2008 R2からサポートされていない(Windows Server 2008はサポート) これからのVMwareのバックアップはvStorage APIs for Data Protection (VADP) となる。
製品名 | 変更点 | 備考 | ESXi (無償版) | “ESX Hypervisor"に名称変更されました。SANブートが可能になりました。 | 有償ライセンスを割り当てた場合の"ESXi"の名称はそのままです。 | VMotion | "vMotion"に名称変更されました。 | |
製品名 | 変更点 | 備考 | vSphere Essentials | ライセンス価格が値下げされました。 | | vSphere Essentials Plus | vMotionが機能追加されました。 ライセンス・保守価格が値上げされました。 | | vSphere Standard | vMotionが機能追加されました。 ライセンス価格が値上げされました。 | 保守価格に変更はありません。 | vSphere Advanced | vSPCが機能追加されました。 | | vSphere Enterprise | vSPC、VAAIが機能追加されました。 Multipathingが機能追加されました。 (旧EnterprisePlusの搭載機能) | Multipathing = サードパーティのストレージI/O管理ツール(EMC PowerPath/VE等)との連携機能 | vSphere Enterprise Plus | vSPC, VAAI, I/O Controlが機能追加されました。 | |
製品名 | 変更点 | 備考 | ESX Classic | ESX Classic(管理コンソール有りのESX)の開発は4.1で最後になります。 以後はESXiで開発が継続されます。 | | vCenter | Center 32bit版の開発は4.0で終了しました。以後は64bit版のみになります。 | |
その他、追加機能がたくさんあるが、有力だと思われる機能は
ストレージ周りのパフォーマンスチャート強化VMware vSphere 4.0 (vCenter 4.0)VMware vSphere 4.1 (vCenter 4.1)統合することによってストレージIO性能周りに問題を抱える可能性があるVMwareにとってとても有益な機能と思われる。
vMotion機能のエディションダウン
vSphere Standard エディションライセンスでvMotionを使用できるようになった。
注意点としては
vSphere 4.1では VCBバックアップはサポートされているが、VCBイメージリストアはサポートされていない
vSphere 4.1 でVCBイメージリストアする場合は、Free版のvCenter Converter Standalone 4.0.1を使用するか サービスコンソール内のvcbrestoreコマンドを使用するしかない。
作成日:2010/11/26 更新日:2011/03/10 |