今まで、sysprepを行うには、まずマイクロソフトから入手ダウンロードし、Cドライブ配下に配置して・・・って行っていましたが
Windows Server 2008 からはsysprepが標準搭載されています!
なので、Windows OSの複数展開(イメージ展開)が余計に簡単になりました
これも、仮想化による時の流れなのでしょう・・・。
現時点で以下のWindows OSにsysprepは標準搭載されています
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Vista
- Windows 7
Spsprepの実行方法
C:\Windows\System32\sysprep
に、sysprep.exeがあります
sysprep.exeを実行します
システムクリーンアップアクションで「システムのOOBE(Out-of-Box Experience)に入る」を選択し、「一般化する」にチェックします
シャットダウンオプションで「再起動」を選択し、「OK」をクリックすれば、この再起動後にはMini-Setupウィザードが実行されます
設定 |
意味 |
コマンドライン・オプション |
システム・クリーンアップ・アクション |
システムのOOBE (Out-of-Box Experience) に入る |
システムの再起動後、「Windowsへようこそ」画面(初期セットアップ画面)へ入る |
/oobe |
システム監査モードに入る |
システムの起動後、監査モードに入る。監査モードでは保存されているイメージをベースにして、さらにカスタマイズすることが可能 |
/audit |
一般化オプション |
一般化する |
このチェック・ボックスをオンにすると、イメージに含まれるハードウェア固有の設定などが削除され、今後別のコンピュータで利用できるようになる。そして次回起動後のセットアップでは例えばSIDの再生成などが行われる。通常はオンにする。なおこのチェック・ボックスをオンにして1回sysprepを実行すると、Wndows OSのライセンス認証の猶予期間の延長可能回数(最大3回)が1回分減少する(猶予期間の延長については、TIPS「Windows OSのライセンス認証の猶予期間を延長する」参照)。つまり、一般化オプション付きのsysprepか、ライセンスの猶予期間の延長(slmgr -rearm)は、1つのOSイメージにつき、合わせて3回までしか適用できない |
/generalize |
シャットダウン・オプション |
シャットダウン |
sysprepの実行後、システムを自動的にシャットダウンする。ただし環境によっては勝手に再起動してしまうことがあるので、その場合は[終了]の方を選択する |
/shutdown |
再起動 |
sysprepの実行後、システムを再起動する。再起動すると再セットアップが始まってしまうので、イメージをほかのコンピュータで利用したい場合はこのオプションは使用しない |
/reboot |
終了 |
sysprepを終了しても、システムをシャットダウンも再起動もしない。ユーザーは手動でシャットダウンする必要がある |
/quit |
以下、Windows Server 2008 R2 Sysprep実行再起動後のMini-Setupウィザードです
administrator管理者パスワードを変更すれば、Windowsログオンで出来ます
作成日:2012/02/07
更新日:2012/02/29 |