Windows server 2008 R2のNTP時刻同期設定方法


実は
Windows Server 2008 R2から「Windows Time」サービスが手動となっています

w32tmコマンドでNTPサーバーを設定しようとするとエラーになる

「Windows Time」サービスが手動となっており、システム起動時に「Windows Time」サービスが起動しないことにより
W32tmコマンドで以下のようにNTPサーバーを設定しようとしてもエラーになります

> w32tm /config /manualpeerlist:ntp.nict.jp /update

次のエラーが発生しました。 そのサービスを開始できませんでした。 (0x80070426)

これは「Windows Time」サービスが手動になっており、サービス開始していないためw32tmコマンドで設定できない状況です。

Windows Server 2008 R2では「Windows Time」サービスが手動になっており開始されていないと言うことはNTPサーバーで時刻同期しないということでしょうか?

GUIの「日付と時刻」の設定より「インターネット時刻」からNTPサーバーが設定出来る

GUIの「日付と時刻」より「インターネット時刻」を見ると、次回時刻同期する時間の表示がありません
これも「Windows time」サービスが開始されていないことに原因があります

「設定の変更」ボタンより「今すぐ更新」を押すと「Windows time」サービスが開始され、先ほどと表示が変わります
これならWindowsが時刻同期をしてくれていそうですね。

Windows が時刻同期をしてくれるかどうかは、「Windows time」サービスが開始されているかどうかです

Windows Server 2008 R2では自動でNTP時刻同期は行わないのでしょうか?

実は、
Windows Server 2008 R2の「windows time」サービスは自動で開始になりませんが
NTP時刻同期をしてくれているんです

どこで「windows time」サービスを開始しているかというと、デフォルトのタスクスケジュールに設定があります
スタンドアロン環境の Windows Time サービスは、システム起動時に、トリガー起動サービスによってサービスは開始されません。

ただし、タスク スケジューラ ライブラリに登録されている Time Synchronization によって、毎週日曜日、午前 1 時に、Windows Time サービス は起動され時刻同期を行うため、ずっと起動しっぱなしのサーバーならば既定の設定で問題はありません。


ワークグループ環境で、「Windows time」サービスを自動でシステム起動時に開始させたい場合

実は
Windows Server 2008 R2のワークグループでは「Windows time」サービスを「自動」としてもシステム起動時に開始されません
これはWindows server 2008 R2の仕様的な動作です

サーバーを常に起動しておくわけではなく、どうしても「Windows time」サービスを自動で開始させたい場合は
以下のページの回避策方法を行います
 
ただ、見て頂ければわかるように、デフォルトではなく特殊な方法になりますので、可能ならばデフォルト動作にしておいた方が良いかと思います。


番外

WindowsでNTPサーバーを複数指定する設定方法

Windows Server 2008 R2で複数NTPサーバーを指定したい場合、
GUIの「日付と時刻」より「インターネット時刻」で設定しようとするとエラーになります

複数NTPサーバー指定したい場合は、w32tmコマンドを使用する必要があります
>w32tm /config /manualpeerlist:"ntp.nict.jp time.windows.com" /update

コマンドは正しく完了しました。

w32timのヘルプを見ますと
  manualpeerlist:<ピア>
                - 手動ピアの一覧を指定されたピアに設定します。DNS および
                  IP アドレス、またはその両方をスペースで区切った一覧です。
                  複数のピアを指定する場合は、このスイッチを引用符で
                  囲む必要があります。
とスペースで区切れば良いことが書かれています。

確認として以下のコマンドを実行すると
C:\Users\Administrator>w32tm /query /peers
ピア数: 5

ピア: ntp.nict.jp
状態: アクティブ
残り時間: 707.3902644s
モード: 3 (クライアント)
階層: 0 (未指定)
ピアポーリング間隔: 0 (未指定)
ホストポーリング間隔: 10 (1024s)

ピア: ntp.nict.jp
状態: アクティブ
残り時間: 707.4996394s
モード: 3 (クライアント)
階層: 0 (未指定)
ピアポーリング間隔: 0 (未指定)
ホストポーリング間隔: 10 (1024s)

ピア: ntp.nict.jp
状態: アクティブ
残り時間: 707.6090144s
モード: 3 (クライアント)
階層: 0 (未指定)
ピアポーリング間隔: 0 (未指定)
ホストポーリング間隔: 10 (1024s)

ピア: ntp.nict.jp
状態: アクティブ
残り時間: 707.7183894s
モード: 3 (クライアント)
階層: 0 (未指定)
ピアポーリング間隔: 0 (未指定)
ホストポーリング間隔: 10 (1024s)

ピア: time.windows.com
状態: アクティブ
残り時間: 707.3902644s
モード: 3 (クライアント)
階層: 0 (未指定)
ピアポーリング間隔: 0 (未指定)
ホストポーリング間隔: 10 (1024s)
クライアントモードで複数NTPサーバーと同期しようとしていることがわかります

ピア数が複数あるのは、DNSレコードをnslookupで引くとわかりますが
名前:    ntp.nict.jp
Addresses:  2001:df0:232:eea0::fff4
          2001:df0:232:eea0::fff3
          133.243.238.243
          133.243.238.244
          133.243.238.163
          133.243.238.164

名前:    time.microsoft.akadns.net
Address:  65.55.21.23
Aliases:  time.windows.com
実際のサーバー(IPアドレス)が全部で5つあるためピア数が5となっています

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作成日:2012/09/06
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